見積書には、どんな項目が並ぶ?
名前は会社によって違いますが、多くの見積書は次のような項目に分かれています。項目ごとに「数量」と「単価」が書かれているかを見ると、何にいくらかかっているかがわかります。
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| 項目の例 | 内容 | 確認すること |
|---|---|---|
| ディレクション費 | 進行管理・打ち合わせ・全体の設計 | 打ち合わせの回数、窓口は誰か |
| デザイン費 | トップページ・下層ページのデザイン | ページごとにデザインするか、型を使うか |
| コーディング費 | デザインをWEBページにする作業 | ページ数、スマホ対応が含まれるか |
| CMS導入費 | 自社で更新できる仕組み(WordPressなど) | どのページを自社で更新できるか、操作の説明はあるか |
| 原稿・撮影費 | 文章の作成、写真の撮影 | 含まれていない場合、誰が用意するか |
| 機能追加費 | フォーム・予約・ブログなど | 必要な機能がすべて入っているか |
| サーバー・ドメイン費 | 公開に必要な契約と設定 | 誰の名義で契約するか、年間の費用 |
| 保守費(月額) | 公開後の更新・不具合対応・バックアップ | 月に何回・何時間まで対応か、含まれない作業は何か |
あとから増えやすい費用は?
- 修正の回数:デザインの修正が「2回まで」などと決まっていて、超えると追加費用になることがあります
- 原稿と写真:「お客様支給」となっていると、用意できなかった分が追加の作業になります
- ページの追加:途中でページを増やすと、1ページごとの費用がかかることがあります
- 公開後の小さな修正:保守契約がないと、文字の修正1か所でも都度の見積りになることがあります
- 急ぎの納品:納期を短くすると、割増しになることがあります
- 有料の素材・ツール:写真素材、フォント、予約システムなどの利用料が別にかかることがあります
データや著作権は、誰のもの?
見積りの段階で、次のことを契約書や見積書の備考で確認しておくと、あとで発注先を変えるときに困りにくくなります。
- ドメイン(〇〇.co.jp など)とサーバーを、自社の名義で契約するか
- サイトの管理画面のアカウントを、自社でも持てるか
- 完成したデザインや文章の著作権を、どちらが持つか。自社で使い続けてよい範囲はどこまでか
- 契約が終わったとき、サイトのデータを受け取れるか
月額制のサービスでは、解約するとサイトが使えなくなる契約もあります。くわしくは月額制(サブスク)のページをご覧ください。
複数の見積りは、どう比べる?
金額だけを並べると、作業の範囲が違うものを比べてしまうことがあります。次の手順で比べるのがおすすめです。
- 同じ依頼内容(ページ数・必要な機能・原稿と写真の用意・公開日)を、すべての発注先に伝える
- 見積りの項目を一覧にして、「含まれる/含まれない」を並べる
- 公開後の費用(保守・サーバー・ドメイン)を足して、3年など同じ期間の合計で比べる
- わからない項目は、そのまま質問する。説明がわかりやすいかも判断材料になる
補助金を使う場合:小規模事業者持続化補助金(第20回)では、発注1件あたり50万円超(税込)の経費は、2者以上から見積りを取ることが求められています[公募要領 第8版]。補助金のページもご覧ください。
発注前のチェックリスト
- 見積りの項目ごとに、数量と単価が書かれている
- ページ数と、ページごとのデザインの有無がわかる
- スマホ表示への対応が含まれている
- デザインの修正回数と、超えたときの費用がわかる
- 原稿と写真を、誰が用意するか決まっている
- 自社で更新できる範囲と、操作の説明がある
- 公開後の保守の内容と月額がわかる
- サーバー・ドメイン・管理画面が自社名義(またはデータを受け取れる)
- 納期と、急ぎの場合の費用がわかる
- 支払いの時期(着手金・納品時など)がわかる
よくある質問
見積りが「一式」になっているのは問題ですか?
それだけで問題とは言えませんが、何が含まれているかがわからないと、ほかの見積りと比べにくくなります。ページ数、修正回数、原稿や写真、保守が含まれるかを質問して、内訳を出してもらうと安心です。
いちばん安い見積りを選んでもいいですか?
作業の範囲が同じであれば、比べる意味があります。範囲が違う場合、安く見えても、原稿・写真・保守などがあとから追加になることがあります。同じ範囲にそろえ、公開後の費用も含めた合計で比べてください。
見積りは何社から取ればいいですか?
決まった数はありませんが、発注先のタイプが違う2〜3社から取ると、費用と進め方の違いがわかりやすくなります。小規模事業者持続化補助金を使う場合は、発注1件あたり50万円超(税込)の経費で2者以上の見積りが必要です。
出典
- 小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠> 第20回 公募要領(第8版)(商工会議所地区 小規模事業者持続化補助金事務局)